EFI BIOS (っぽいやつ)の設定でAnti-Theft (AT)を切るだけ(Execute-Disable Bitは切っちゃダメ)で、あとは適切なCloverの設定だけでインストーラを起動できました。SMBIOSは MacBookAir6,2 の設定です。
Haswellなので、カーネルにパッチを当てるかClover EFIで対応をONにするかが必要です(Cloverでのアプローチが現実的でしょう)。
ソフトウェア的な部分で、QE/CI、Handoff、App Store・iCloud (Find my Mac)といった、動かすのが若干厄介なところは全部動いています。Chameleon teamとRehabMan氏には足を向けて寝られない。
DSDTへのコモンパッチだけでは、スリープ対応ができません(復帰すると画面が砂嵐状態になる)。それと、バッテリーが100%充電完了かつACアダプタ接続時の動作がおかしいです(ACPIでバッテリーが0%と検出され、バッテリー稼働状態と誤認する状態になる)。どちらもDSDT/SSDTで対策ちゃんと書かないとダメそう。
なお、そもそもの純正状態でDSDTに文法エラーがあるので、ACPI周りが正しく書かれていない。ソニーさんなんで死んじゃったの……
あ、ACPIバージョンは5.0でした。純EFI世代のパココンでACPIが4.0でも6.0でもないのそこそこ珍しい気がする。スリープに関してはMavericksだとうまく行くらしい(が、MavericksはインストーラがGUI入ったところで死んで、うまくインストールできなかった)。あと、El Capitanだと『このMacについて』画面が出せるのですが、sierraでは出せませんでした(これはSMBIOS周りかなー)。
なお、EFI BIOSっぽい画面がありますが、このパココンは純EFIなので、BootシーケンスのLegacyモードの動きが怪しいです(MBRなブートローダーを起こせないことがある)。わざわざBIOSっぽい画面にしなくてよかった。
ああ、あとぼくにとってはどうでもいいんだけど、どう頑張ってもWindowsを追加インストールすることができなかった。UEFIモードでは、インストーラにストレージがGUID構成なのにMBR構成だと言われてしまう(後日談; 解決しました)。
Legacyモードだとインストール自体は進んでそののちOperating System Not Foundを吐いて死ぬので、こっちはたぶんEFIのLegacy互換コードが悪さしてるんだと思います。
全体的には9割くらいうまく動いていますが、ほぼ100%動作のThinkPad X1 Carbonと比べるとMacBook度が足りないです。