2016年10月27日木曜日

SONY VAIO Pro 13 (SVP13219DJB)

これもジャンクの山から。2013年10月モデルなので、2世代目のVAIO Pro 13ですね。

ジャンクと言ってもリカバリ領域がなくなっていてEFI画面でスタックしてしまうというだけで、それ以外は正常でした(あとは外装に傷が多いくらい)。あと、この型番だと本来は128GB SSDのはずだけど、256GB SSDになっているのでCTO構成なのかも。

とりあえず英字(なぜか露語)キーボードを発注して、Windows 10 (Anniversary Update)を入れて様子見中です。OSX86には一癖あるかも? (追記; そんなになかった)

最初は轟音を立てて回り続ける冷却ファンにびっくりしたけど、Windowsのポストインストール作業が終わったら静かになった。あとインストール中にACアダプタの遮断回路(高熱)が働いてバッテリー稼働になったりした。心臓に悪い。

ThinkPad X1 Carbonと比較して……

ThinkPad X1 Carbonと同一カテゴリの製品ですが、ガラスパネルを採用した上でのこの軽さは特筆すべきだと思います。逆に、サイズ感はThinkPad X1 Carbonが画面は1インチ大きいにもかかわらず健闘していて、数mmしか変わりません。素材はどちらも同じ東レのカーボンなので、しなっても剛性感が高くて実用的なPCという印象を受けます。

VAIO株式会社の製品となった現在は、過去にはVAIO Pro 13 | mk2・現在はS13という名称になってブラッシュアップされたものがラインアップされています。カーボンではなくなり(マグネシウム合金へ変更)、タッチパネルがなくなり(搭載モデルもあります)、トラックパッドに物理ボタンが増えました。

薄さから考えるとオリジナルモデルとなる本機でも十分な入出力インタフェース(HDMI、USB 2.0*1、USB 3.0*1、SDカード、イヤホンマイクジャック)を備えますが、mk2/S13ではさらにVGAや有線LANが増えていますので(※どちらもVAIO Xを思わせる実装方法で)、インタフェース周りが基本的に外出しなX1 CarbonよりもオールマイティなPCとなっていますね。

ThinkPadと比べるとTrackPointがないわけですが、ぼくはTrackPoint信者ではないのであまり気になりません。十分に広いマルチタッチ対応のトラックパッドは、少なくともホームポジションから手を離してでも使う利便性があると思います。

キーボードは正直なところどちらも変わらないと思います。それぞれの使いやすさがありますので、優劣は付けがたいところです。PrtScやPause/Breakキー、そしてコンテキストキーが現代に残っているのはVAIOに軍配が上がります。逆に、Home/End/PgUp/PgDnキーが独立して存在するThinkPadは、やはりビジネス向きのPCだよなと思います(Excelでは重宝しますよね)。

トータルで見ると、ある程度は拠点に据え置いて使うメイン機の〝点のモバイル〟としてはX1 Carbon、メイン機を積極的に持ち運ぶ〝線のモバイル〟としてはVAIO Pro 13かなという感じ。どちらも所有欲は十二分に満たしてくれるプレミア感があると思います。