互換ペンというと品質がいまいち落ちるイメージがあるのですが、このNoris digitalはSamsungとの共同開発とのことで、割と性能的には期待が持てます。
ただ、ぼくは鉛筆で絵を描かないので、ペンとしての軽さと細さが気になっていました。重厚なペンシルホルダーは要らないのですが、多少太くて総重量が軽めのやつと考えているうちに、本来はイレーザーホルダーであるMars plasticが“鉛筆を突っ込むだけなら”ちょうどいい大きさなことに気づいて、ここに入れようと考えました。
Noris digitalの電子機器としてのパーツはペン先に集中しています。これは、画面から受け取った電力を増幅するためのコイルとそれを制御するための基板です。全長を短くはしたいのですが、この回路を保護するために、先頭5cmくらいは切るわけにはいきません。
というわけで、MADE IN GERMANY表記とSTAEDTLERロゴの間でぶった切りました。これだとペンとしてもちょうどいい長さで、かつホルダーへの収まりもよいはずです。
ホルダー側は、消しゴムをスライドでせり出させるノブと、消しゴムがはめ込まれる穴の部分を切り取りました。この2点は、今回の目的のためにはなくていい。
全体を完成させてみると、ほぼちょうどいい感じに収まるようになりました。描くときにも昔のIntuosのペンくらいの太さがあるので、非常に描きやすくなりました。
消耗の激しいペン先
ペンで書いているとワコム方式の宿命ともいえる、ペン先の摩耗が起こってきます。ぼくの場合は絵を2枚仕上げるとペン先1本終了という感じで、まったくコストパフォーマンスがよくない。
ワコム純正ならワコムストアに替え芯があるのですが、どれが適合するかは博打です。