2014年10月31日金曜日

Moto 360

腕時計はずっと、大卒後の初賞与で買った(※未曾有の平成大不況世代なので、賞与が就職後数年なかなか出なかったのだ)カシオの初代電波ソーラークロノグラフ『Oceanus OCW-600』を10年以上使い続けてきたのだけど、まだまだトラブルもなく動いていて、たぶんあと10年は動きそう。

だけど、周囲が口を揃えて「時計の時代だ!」って今まで腕時計をケチョンケチョンにバカにしていた人までAndroid Wearを買っているので、チョット時代の潮流に乗ってみたくなりました。

[AA] Amazon.co.jp: Motorola
Moto 360

もうアジア圏で出回っている第1世代のAndroid Wearはあらかた誰かが持っている状態だったので、どうせなら誰も持っていないものをと『Moto 360』のBlack Leather Editionを買いました(結局被ったんだけど)。

まあ、この前に使っていた類似製品が『MOTOACTV』なので、同一メーカーだしいいかみたいな感じ。

パッケージが凝ってるとかそういうのはまあ散々語り尽くされていると思うので、中身のことを。

Good things/bad things

Qiの充電台がmicroUSBの500mAで動くのはある意味すごい話で、Qiは本当は700mAなので、まあやらないと思うんだけど他のQi対応機器を押し当てるとどちらか(両方)を破壊できそう。充電中表示がかっこいいとかそういうのはまあいいや。

時計にAndroidの通知がバイブレーションパターンもそのまま飛んでくるのはよいと思います。電話機が鳴るだけだとバイブとか気付かないしLINEとか見逃すんだよな。

よくないのはぼくの電話機にはサーバーダウンの通知とかガンガンpushされてくるので、何も設定しないと時計が延々震え続ける。

ウォッチフェイスが電話機からカスタマイズできるのは、気付かなければ世界時計とかずっとロンドンとサンフランシスコで過ごすところだった。時計単体ではできません。

すごくイライラするのは、時計のくせに時計のアラーム設定が電話機と独立していて、時計のアラームを設定するには心底使いづらい時計の画面から設定する必要があること。なんで電話機のアラームと同期しないの? 通知は同期してるじゃん…… (※時計で消すと電話機からも消える) 開発者は時計もアラームも使ったことがないんだと思います。アホすぎる。

歩数計や心拍計になるのは『MOTOACTV』と同じなんだけど、明らかに違うのがMoto 360はBLEやANT+の外部センサが使えないこと。なので、自転車のケイデンスセンサを拾うとかができない。なんで後継製品なのに機能落とすの……

バッテリーはまあ1日半くらいしか持ちません。なので、香港旅行中はまったく役には立たなかった(Oceanusを持っていていたので不便はない)。

あと、ぼくはこの穴の開いた腕時計のバンド大嫌いで、明らかにメタルバンドに交換すべきですね。穴空いてるやつ付けるのめんどくさい。ただ、既製品だと根本の形が違っているのでちょっと加工しないと入りません。純正バンドが市販されるらしいので、それ待ちましょう。

「時計を見る仕草をすると画面が自動的に点くよ」ってのが便利だとよく言われてるんですが、これ時計を腕の内側に付ける人のことをいっさい考えていなくて、そうやって付けていると機能しません。誤爆して無駄なときに勝手に点いててウザい(が設定でON/OFFできない)。

まあGoogleの開発者とか馬鹿だからそういうの考えられないんだろうけど、便利だと思ってそういう機能を付けるならユースケースも考慮しろや、みたいな気持ちになれます(しかもこれ、LG G Watchだとファームウェアのアップデートによって無効になったらしい)。

まとめ

全体的には、今のところは従来型の時計のほうが便利です。電話機のpushに気付けるのだけがいい点。Androidも最初はNokiaのガラケーやiPhoneのほうが便利だったわけなので、5年もすれば化けるんじゃないでしょうか。そういう可能性に賭けたい。