iFixitが公式に使うiDevicesのオープナーツール『iSclack』がAmazon.co.jpで安かったので買いました。
iSclackは、ざっくり説明するとiPhoneを両面から吸盤で挟み、てこの原理で開封するためのプライヤーです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg6qPfoULFro_6Q6A4S2MwVF6JxzRA3UynA0QmL80VsQxm4nSX7fnc3y_zLqcP_TcGU6wpkmd2lo2EKP0vAAyp09oxQ2ffJwDZtv5pxGGVKDhhhRtc3IhguVssoYYu_UXujNIcZ7Fv4Jw/s320/C6cCxEvUoAIR8q8.jpg)
ぼくはふだんの修理ではiPhone 6までは普通の強力吸盤(サクションカップ)、iPhone 6s/7はヒートガンで熱したあと強力吸盤(iPhone 6sだけは簡易的な浸水対策でテープ留めされているのだ)、という感じで処理しているのですが、この強力吸盤で開封する工程が簡素化できるツールとなります。
今回開けたのは自分のiPhone 7。うるさいシャッター音を殺すためにステレオスピーカーを絶縁する対策のためです。
端末全体をうっすらと熱しておもむろにiSclackを取り付け、レバーを握り混むと一発で左側面に浮きができて、そこへブラックスティックの平面のほうを差し込んで全面を開梱していくという作業をこなすと簡単に開けることができました。
あとはTAPTIC ENGINEを外してラウドスピーカーを外し、接点を絶縁テープで絶縁して戻し、今度はイヤースピーカー部分を外して同じく接点を絶縁テープで絶縁して戻すだけで、静かなiPhoneが帰ってきます。
モノラルスピーカーのiPhone 6sまでは大丈夫だった音声通話ができなくなるので、Bluetoothヘッドセットに抵抗がない人向けの対策ですが、まあそういう人はすでにAir Podsを手に入れていると思うので気にする必要はまったくないですね。