2018年5月16日水曜日

Lenovo ThinkPad Z61t (Type 9443)を弄って遊んだ記録

ジャンク屋で懐かしいものが転がっていたので、つい買って遊んでしまった記録。

まだワイド画面が異色でスクエア液晶が主流だったころの、“異形の”ThinkPadです。ラウンドしたフォルムと前へスラントしたシャーシ形状が特徴で、独特の雰囲気があります。
深くてしっかりとしたタッチのキーボードと高解像度液晶(1440x900)はさすがの親譲りで、見た目の可愛らしさと相反してわりと硬派なワークステーションでした。

ぼくがまだIBMに務めていたころに開発されていた機種ですが、部門が違ったので「あそこの新作マジcoolだなー」くらいの感じでした。

主要な規格

パーツをすげ替えるにあたって考えるべき主要規格は、メモリはDDR2-667、CPUはSocket M。それぞれ 4GB, Core 2 Duo T7600まで行けるっぽい。HDDはSATA 3Gbps(?), 最大容量は知りません(2TBかな?)。DL対応のDVDマルチが付いていました。

OS選び

OSはCloudReady 32bit (執筆時点では64.4.34)を導入したけど、なんの手間もなく入ります。Core 2 Duoの場合は64bit OSも行けるんじゃないかなとは思います。ChromeOS自体は、そこまでハイスペックを要求するわけではないので、Pentium MなZ60シリーズでもいけそう。

Core (2) Solo/Duoは、IntelのSpectre/Meltdown対策リストからすでに外されているので、その緩和策を持ったOSがおすすめで、ほかだとLinux mintとか軽量でWindowsとの親和性も高くて良いんじゃないでしょうか。

ChromeOSは便利だよという話

軽量でデータがすべてクラウドと同期されるChromeOSですが、Googleのサービス以外とも様々な連携ができます。ぼくはクラウドストレージはDropboxがメインですが、Dropboxを仮想ファイルシステムとしてマウントすることが可能なので、WindowsやmacOSと同じく通常のローカルファイルのように扱えます。

『StackEdit』というMarkdownエディタがテキストファイルの編集にも便利で、だいたいのことをここから済ませることが可能です。

ChromeOSでできないことをどうするかとなると、例えばAdobe CCなら『Chrome リモートデスクトップ』の出番です。これでWindowsなりmacOSなりへ接続して、作業してからGoogleドライブやDropboxを介して持ってくればよいです。その後のプロセスとして多い、USBメモリの読み書きやプリンタへの出力はふつうにできます。

おまけ: ThinkPad X60s (Type 1704)にもやってみた

ThinkPad X60sでも似たようなことをやって、同じCloudReadyで同期して運用しています。古いマシンに素直に入る度合いとしてはLinux以上なので(※ChromeOSもLinuxベースですが)、お遊び用ジャンク系PCを余らせているご家庭にはおすすめです。

おまけ2: ThinkPad X240s (Type xxxx)にもやってみた

こちらも素直に入ります。TrackPointの右クリックがうまく行かないけど、2本指タップで右クリックの代替になるのでそれでよい。TrackPadは何も考えずマルチタップのトラックパッドとして使えます。