2016年5月30日月曜日

Android 6とSuperSUの組み合わせで起動できなくなったときの対処法

Android 6へのアップデートもやってきてTWRPも書き込んで、さあrootedや! と思ってSuperSUを書き込むと死んでしまうことがあります。これはSuperSUがブート領域にまで手を出すからなんですが、復旧方法があまり知られていないので詰むことが多いと思います。

SuperSUが一応バックアップを作ってくれているので、それを書き込めば起動できる状態に戻ります。

TWRPなども起動できなくなっているはずなので、何らかの形でfastbootへ入って以下のようにPC上のイメージからTWRPを起動させます(fastbootへ入れない機種の場合は、もう完全に詰んでいます)。

$ fastboot boot twrp.img

端末本体から起動するより時間がかかります。それでも5分とかかかることはないので、そういうときはもう一度最初から。

取り出したいイメージファイルは端末の /data の中にあります。adb shellなどからlsコマンドなどでファイル名を確認してから、PC上で以下のようにして取り出せます。

$ adb pull /data/stock_boot_****.img.gz

ファイルはgzip形式で固められているので、これを解凍してからまたfastbootへ。

$ adb reboot bootloader

以下のようにして解凍したイメージを書き込むことで、端末を起動できる状態へ持っていけるはずです。

$ fastboot flash boot stock_boot_****.img

HTC端末の場合はRUUモードでないとbootへは書き込めないので、 fastboot oem rebootRUU でモードに入っておいてください。