2018年7月31日火曜日

Chrome OSからApple Time CapsuleのSMB/CIFSにアクセス出来ないのでなんとかしたかった話

表題のとおりなのですが、SMB/CIFSプロトコルのファイル共有を扱うことができる『File System for Windows』や『Network File Share for Chrome OS』を使ってもTime Capsule上の共有フォルダを正しくマウントすることができず、悪戦苦闘した話です。

ところで、AirMac (AirPort) ユーティリティのWindows版なんてあるんですね。

https://support.apple.com/kb/DL1547?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP

なお、『File System for Windows』はすでにサポートが終了しているプロダクトで、『Network File Share for Chrome OS』を念頭にしていく必要があります。
が、このアプリでは正しい情報を与えても“Share cound not be mounted.”でファイル共有が成立せず、どうしようもありません。エラー情報が簡素すぎて、何が起こっているのかを把握できないのです。ちなみに、macOSやWindowsとのファイル共有はうまく行きます。

ソースコードの規模が大きいので、どこから追うべきかの見極めが難しく、見通しが立てられませんでした。そこで、GitHub上にissueを立てました。

https://github.com/GoogleChromeLabs/chromeos_network_file_share/issues/105

じっと様子を見守ります。

その間に自分でできる対策を考えます。

macOSの共有フォルダをマウントできるということをヒントに、まずmacOS上でTime Capsuleをマウントし、そのフォルダを見ることができないかということを考えました。
つまり /Macintosh HD/Volumes/ の下をマウントするという方策です。我が家のTime Capsuleの共有フォルダ名は Data なので、 /Macintosh HD/Volumes/Data をマウントすることになります。

幸い、macOSの端末を家庭内サーバー (10.0.1.2) にしているので、その端末に対して共有の要求を試みました。

//10.0.1.2/Macintosh HD/Volumes/Data

このUNC表記を Share Path に指定し、 Display Name, Username, Password を適切に設定して [MOUNT] ボタンを押します。
果たして、これでTime Capsuleの中身を覗くことができました。とりあえずのつなぎとしてはこれでよさそうです。