2014年6月8日日曜日

MacBook Pro 15 Retinaを4Kパネル化した

MacBook Pro 15 Retinaの標準のパネルは2880*1800pixels。これは旧MacBook Pro 15の1440*900pixelsの倍密度なので、旧MacBook Pro 15のHi-Resモデル(1680*1050)や旧MacBook Pro 17 (1680*1050 またはHi-Res 1920*1200)を使っていた人には若干狭い。

MacのRetinaディスプレイは倍密度であることよりもデバイス解像度に非依存であることが特徴なので、もちろん『QuickRes』のようなアプリを使ってHiDPI化することで仮想的にそれらの画面解像度を扱うこともできるんだけど、ここのところ中国・深圳では謎の〝4K (3840*2400) LCD panel for MacBook Pro 15〟なるものが出回っていて、ちょっとお高いんだけどパッと見る限りではどうにもMacBook Pro 15 Retinaに付きそう(embedded DisplayPort的な何かっぽいやつ)。

なので、うちの中国人が新サービスを考えろってうるさいし輸入させて試してみました(もう上の画像で出オチだが)。

あんまり詳細に書いてまた週○アスキーさんとかにごっそり丸パクリされても癪だし、それやりまくられてケー○ラさんみたいに会社潰れちゃうのも困るので、まあざっくり、ヒートガンで温めてガラス外してパネル外して配線引き回してパネル付けてガラス付ければ大丈夫です。熱い思いをすることを我慢できればわりとかんたんに交換できる。

外付けモニタとか使おうとすると、もしかしたらVRAM足りないかも知れない(計算めんどくさくてしてないので、そういうの得意な人が考えてください)。内蔵LCDだけで使ってるぶんには何の問題もないです。スイッチャブルGPUも効いてると思う。

あとまあ、会社経費だからいいけどパネル自体が結構お高いので(WindowsならノートPC 1台買える感じ)、こんなのわざわざ交換する人どれくらいいるんだ…… みたいな気持ちになりました。早く本物が出るといいですね。

巷では〝薄型MacBookの新型12インチが!〟とか〝新しい iPhoneが!〟とか言われてるじゃないですか。でもね、そんなもんが本当に出るならもうとっくに深圳の奥深くへ流出していて、我々どこかの業者が必ず国内に持ち込んでるんですよ。工場からの流出パーツは、工員は売らなければカネにならないし、ブローカーは我々に売らないとカネにならないので出てこないはずがないんだけど、それが12インチMacに関しては見たことも聞いたこともないし、iPhoneに関してはあれは実物見た感じよくできた偽物だと思う(もう中国人もさんざんiPhone 5と5sのパチパーツ作って、あの構造作り慣れてますからね)。

この4Kパネルに関しては、組み込みに大がかりな加工が必要なわけでもないしたぶん本物なんじゃないですかね。これがプリプロダクションで終わるのか最終製品に載ってくるのかは分からないけど(4Kになること自体は正統な進化だと思います)。