人はなぜiPadに戻ってきてしまうのか── 買ってない世代を挙げるほうがもはや難しいくらいiPad毎世代買ってる気がする。まあもう何度目の正直でもいいんだけど、またiPad手放してiPadに戻ってきました。iPad 2のときにもうiPadはねーだろって思ってiPad 3あたりでもう10インチはちょっと…… って思ってたけど、Air 2本当に薄くて軽いのでよいですね。iPad miniとかなかった。
心変わりした理由として、香港へ行ったときにSurface Pro 3は電源の確保には一抹の不安があったこと、そのSurfaceをうっかり手放したこと、Surfaceの後釜になる予定のMacBookが案外入手できなかったこと、そして台湾へ行ったときに代替として充てたiPad 3では重かったことが挙げられます。iPad miniを手放した主たる理由が(iPhone 6 Plusの登場によって相対的に)画面サイズが小さいということなので、つまり(旧来型の10インチ) iPadには重量の問題しかなくて、Air 2はその要件をクリアしているように見えた。純正のSmart Case含めて600gくらいだし、だいぶ軽い(ただ、高いんだよな)。総括としては、買ってしまったの9割くらいはMacBookが悪い。
あと、ぼくはわりとシングルタスク人間なので、画面内に作業する以外の要素が何かあるとそれで遊んでしまうので、実はXperia Tabletみたいにマルチウィンドウ要素があると危険で、原稿書かずにブラウザで遊んじゃう。iPadはATOK Pad起動したらもうそれだけなので、よけいなことしないという個人的メリットは大きい。
ハードウェアはA8XにRetinaでメモリ2GBにTouch ID付きなので何の不安要素もなくて、これがiPadのひとつの完成系なんだろうなという感じ。薄さも本当に信じられないくらい薄いし、ガラスとLCDの視差がまったくと言っていいほど存在しないので(0.5mmとかないも同然だ)、表示が自然。フィルム貼っちゃったけど、ガラスのARコーティングもいいですね。iPad史上もっとも地味なアップデートだったけど本当にいいですよ。結局のところ税込6万近いスタートプライスだけがネックだと思う(ウィンドーズパココン買えるしな)。
Microsoft Officeが動いてAdobe CCも主要素(Photoshop Touch, Lightroom)は動くので、旅先でどうしてもRAW画像を取り出してWordに貼らないと、みたいなときでもまあなんとかなる(そんな状況になりたくはないが)。
ちょっとだけ誤算があって、WACOM Intuos Creative Stylus/BAMBOO Stylus finelineはちゃんと動かない(WACOM公式にも明言されている)。筆圧が弱くなると旧来型のiPadよりだいぶ早い段階で描画が抜けてしまうので、デジタルキャンバスとして使いたい場合は気をつけてください(アップデートで対応されると思うけども)。
Smart CaseはiPhoneと色を合わせてOlive Brownを買ったんだけど、実はiPhoneのとはだいぶ色味が違うので別の色にしてもよかったかもしれない。AppleのPRODUCT(RED)、昔は好きな色だったんだけど最近のやつは色明るすぎて敬遠してしまう。ちゃんとした厚みがあるので、薄さを求めるならSmart CoverとPAWASAPO Air Jacketの組み合わせのほうがよさそう。
Logicool KEYS-TO-GOはiPad Air 2でも何の問題もなく動くし、見た目に反して割と打てるキーボードなので今後も使っていきたい。欲を言えばこのキーボード、Escapeとかあってほしい(iOS 8ではとうとうEscでIMの入力キャンセルや予測キャンセルができるようになったのだ)。