2016年6月10日金曜日

Hogwards 942 (G42) その後

フロントスライドASSYの右レール部分が(最初から)欠損していることがスライド後退不良の原因っぽいので、ASSYを交換しました。なんか欠損したまま黒染めされていて、台湾だなという感じ。

同様に、スライド後退量が不足する原因として、インナーハンマーが正常にコッキングしないことがあるのも一因っぽいので、ハンマーASSYも丸ごと交換。つまり、これでメカ周りはほぼ全取っ替え。

交換する際に、他のパーツと当たるところで磨ける金属パーツはすべて400,600,1000番のペーパーで磨き込んで、摩擦時の抵抗が少なくなるように。テイクダウンすると内部がぴかぴか。

それと、アウターバレルがスライドと当たる部分を丸める処理も行いました。何もしないとスライドが割れることがあるらしい。

アウターバレル周りでもう一点、アウターバレルの左側が大きく切り欠かれていてインナーバレルとの段差が大きいために弾道が右に寄りがちな点については、0.5mmのプラバンをインナーバレルに接着することで補正。ここも擦り合わせのために磨き込みが必要。ちなみに、ちゃんとした形状のカスタムアウターバレルが出る噂があるっぽい。

トリガーはインナー側下の角をほんのちょっとだけ削って、トリガーを引いた際に角が当たる抵抗がなくなるように。0.2mmくらい削れば充分です。

交換パーツとしては、PROTECのSSRU/G42を組み込み。そのまま組み込むとせっかくのダブルリコイルガイドが見えなくなってしまうので、アウター側を標準のものと組み替えました。標準のものはスプリングテンションが強いので、1周半ぶん切って対応。

これでかなり動作はスムースになって、スライドを引いたときも心地よい感じ。インナーハンマーもキンという音を立てて落ちるように(GLOCKとしてはおかしいけども)。

〝動きさえすれば〟弾道は素直な個体だったので、インナーバレルなどは現時点では交換していません。たぶん交換パーツも(まだ)ない。

同社のGlock 17 (Gen 4)は、ほぼ箱出しのままでもそこそこの実力を発揮して(※KSCより集弾性がよかった)驚いたんですが、Glock 42はかなり手を加える必要があります。また、1st. ロットにはスライドストップがかかっているときにトリガーを引けてしまう(つまりハンマーが起きてしまう)不具合もありました(※2nd. ロット以降で修正されているので、販売店にクレームすれば交換してもらえるはずです)。

1st. ロットの個体を交換してもらって、次にレール欠け個体を引いたので、もうパーツ交換してやろうと思って近くのガンショップにパーツ取り寄せの相談をしたら「銃にはどうしても相性というものがありますから、お客様とは合わない銃なんじゃないですかね」などと嫌みを言われてイラッと来て、別のショップでパーツを取り寄せてもらってここまでやることとなりました。パーツ自体は結構細かいところまで取れます。さすがに、東京マルイのようにピン1本から自由にオーダーというわけにはいかないですが。

手を加えることが大好きな人間には最高の素体だと思います。