2017年12月27日水曜日

Samsung Galaxy Tab S3 LTE SM-T825C

Galaxy Note8にもうちょっと大きな純正ペンが欲しいなと思っていて調べてみたら2万くらいして、ちょっと頑張ればタブレット買えるじゃんみたいな気持ちになって買いました。いいんです、iPad Pro + Apple Pencilは充電がだるい上にペンの充電時が最高にかっこわるくて合わなかったので。
モノとしては香港のSIMフリー版で、Snapdragon 820を搭載したモデルです。Exynosではない。音声通話はできますが一応タブレットなのでDSDSやVoLTEなどは行けません。ふつうにnanoSIM 1枚とmicroSDが1枚挿さります。

タブレットとしては、3月に出たデバイスなのでもうだいぶ安定期に入っていて、あとはOreoアップデートを待つだけ、みたいな感じなんだと思います(来るのかどうかは知らない)。価格や使い勝手などiPad Pro 9.7を意識したデバイスなんだなというのは随所で感じますが、Super AMOLEDはS-IPS LCDより見やすいし、Sペンは明らかにApple Pencilより使いやすいので、優位性のあるデバイスだと思います。日本で売ってないけど。
なお、GalaxyのExperienceとしてはGalaxy S7世代と同等で、S8/Note8世代のランチャーなどとは体験が異なるので戸惑います。もちろん、インターネッツの知恵を拝借すれば如何様にも対処できますが。

Androidタブレットを買うのはXperia Z3 Tablet Compact LTE以来で、Androidバージョンは6から7へ上がりましたが、代償として防水を失いました。大きさの違いはあんまり気にならない。ああ、端子がUSB-Cになったのは格段に便利になりましたね。

Microsoft Office Mobileが無料で使える画面サイズとかそういうのは置いておいて、クリエイティブデバイスとしてどうなのかという観点で評価していきたいと思います。

まず、最大の特徴であるSペン。視差がほとんどなく描画への追従性も非常に高いです。Apple Pencilは結構ヌキの描画が甘くて不自然な感じになったりするんですが、さすがにWACOMのテクノロジだけあってそういうことがほとんどありません。ただ、Adobe Photoshop Sketchをメインに使っていますが、たまにストロークと関係ない不自然な描点が出現することがあって、アンドゥすればいいんだけど釈然としない気持ちになります。

でも、すごいよね、こういうことが持ち歩きデバイスだけで完結できるようになった時代って。

なお、画面OFFの状態でSペンのボタンを押しながら画面に書こうとすれば即座にメモ書きできますし、『Samsung Notes』の内容はSamsung Cloudで同期されているので、Note8で描いたものもそのまま引っ張ってこれます。べんり。

ぼくが普段から使っているMicrosoft Universal Mobile Keyboardは、もちろん使えるんですがスタンド機能の深いほうが“本体が薄すぎて”使えません。薄すぎるために引っかからないのです。これはケースを買うなどして対処しないとだめ。とりあえず、7x20mmのテープを切り出して3枚重ねでスタンド部分の背もたれに貼ったらいい感じ。
キーボードとしてはほぼジャストサイズだし、『JotterPad』をダークテーマに設定するとOLEDだけにテキスト部分しか光らないので目に優しくてテキスト書きしやすい。
ちなみに純正キーボードは専用端子接続なのでBluetoothより反応速度がよいと思われますが、どうも言語切り替え周りのキーが怪しいっぽいので今のところ購入に至っていません。

スピーカーがiPad Proと同じくクアッドスピーカーなんですが、これがそこそこ鳴るスピーカーで、ライブ映像とか観るのにはわりと向いています。Tuned by AKGロゴはあるけど音としてはそんなにAKGっぽくはない。ただ、いくらスピーカーがよくてもAndroidは音響制作周りの環境が整っていないので、この方面ではどうしても消費型デバイスになってしまいますね。