絶対音感に自信のあったぼくの耳も年を取ってきて、いわゆるサ行刺さる問題がSHUREのIEMではかなり気になるようになってきて、これの上位互換ってもうWestoneしかないんだよなみたいな感じになっていたところで「Westone 4Rあたりは全部モデルチェンジするよ」って聞いて、待っていたら出てきたのがUniversal W/UM pro各シリーズです。
Universal W30かUM pro30か、というところで前者は「まあ明らかな若い人騙しだよね……」みたいな思わずニヒルな笑いの出るような曖昧なサウンドで、後者は「試聴! 即!! 買う!!!!」みたいな男気溢れるやつでした。
ユニバーサルタイプのIEMって、まあ良くも悪くもSE535LTDかK3003しかないよね、ってなところにいきなり本気の殴り込みかよ、という感じのサウンド。
Westoneはとにかく抜けがよいのと解像感が高いのが前から評価高いポイントだったところに、それもそれとして2段くらいレベルが上がってるんだけど、何よりもMMCX端子になってリケーブルに幅ができた(前は実質0だった)ことと、まあぶっちゃけそのまんまSHUREのサプライの使い回しができるのが改善点として大きい。ここらへんは長年SHUREのカスタム開発やってただけあるよね。
コンプライのTX200もオヤイデの宗教ケーブルHPC-SEも、そのまま使えます(※HPC-SEは若干プラグの根元を削る必要がある)。