2019年3月17日日曜日

Dropboxをやめた

Dropbox やめました。

やめた理由は、各紙報道でも既報のとおりである〝Dropbox Basicでのアクセス可能台数を3台に制限したこと〟が大きいのですが、これそのものに怒っているのではなく、これを予告なくサイレントアップデートで実施へ踏み切ったことが主な原因です。

  • https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/15/news081.html

これが許されるのであれば、いつかは無断で当面アクセスのないデータやアカウントを削除したり、予告なく最大容量が削減されたりしかねないという、非常に重大な問題だと思います。ぼくの中では、本件によってDropbox社へ長く寄せてきた信頼は完全に消え失せました。

特にLinuxサポートにおいては、かなり無理難題も言ってきました。ソースへのパッチを送りつけ、おまえらのここがおかしいと喧々囂々エンジニアと火花を散らしたりもしました。これまで、赤字体質でも頑張って運営してきてくれたとは思います。しかし、だからといって、ユーザーの膨大なデータを人質に取る手段は断じて許されるべきではありません。

Dropboxをやめたところで、ぼくにはクラウドにおいておかねばならない大量のデータがあります。次のサービスを探さねばなりません。

対抗馬として検討したのは、Dropboxの有償版(Plus)と同等程度の価格帯で、Microsoft Office 365とAdobe Creative Cloudなのですが、どちらも買い切り型のほうのアプリを買っていて、特に前者はWindows/MacともにOffice 2019を買ったばかりなので非常に微妙な気持ちではあるのですが、Creative Cloudはファイルの何もかもを突っ込めるわけではないので、半ば必然的に前者となりました。

まあ、Dropboxよりちょっと安くて(※Samsungの携帯電話のユーザーはOffice 365 Soloを月額909円=年額10,908円で使えます)、OneDriveついでにOffice 365の権利もついてくると考えれば、ね……

潔くDropboxを停止させ、ターミナルで mv ~/Dropbox ~/OneDrive と打ち、OneDriveに全部まるごと切り替えました。

このエントリを書くためにGmailを見返して気づいたのですが、奇しくも2009年3月17日にDropboxのユーザー登録をしていました。10年です。その間、ぼくの1TBにも及ぶ糞の役にも立たないデータを保管し続けてくれたことに感謝します。ありがとう、さようなら、親愛なるDropbox。