2015年12月7日月曜日

RIM BlackBerry Q10 Gold & White Special Edition

何となく衝動的に入手してしまったものの、Androidアプリが動くということ以外は特に目立った特徴がないので悩ましい端末ですね。

ゴールドの部分は実際にゴールドメッキで派手に金ピカです。iPhoneみたいにマットで地味なアルマイトのゴールドとは対極にある。ぼくはiPhoneもこれくらいのことをやってしまえばよかったのになと思っていたので、これはこれでアリというほうの派閥です。

BlackBerryは過去に職場全体の端末がこれだったのでなじみが深いのですが、今はもうBIS (BlackBerry Internet Service)などなくても普通にAPNを設定するだけでインターネット端末として動作するので、かなり一般的な端末のように使えるものになったと思います。

ガラスとキーボードの段差が気になったので、ガラスフィルムと純正のシェルケースを追加で購入しました。

シェルケースはさすがの純正と言ったフィット感で、塗装のキワなどもぴったり合っています。ただ、シルバーモデルに合わせてあるのでゴールドと合わせるとUSBポートのところなんかは色差は大きいです。正面から見ていると金色のミドルフレームがちょっとだけ見えていて綺麗。

ドコモMVNOのSMS非対応SIMなどを挿すと〝SIMがプロビジョニングされています〟的なエラーがロック画面に表示されますが、実用上は問題ないです。ドコモ純正のデータ契約SIMなら何の問題もない(※FOMA契約SIMは認識できません)。

Androidアプリが動く仕組みについてですが、BlackBerryはOS 10から独自実装をやめてLinux系OSの『QNX』をOSのベースとして採用するようになりました。この上でAndroidを仮想化した状態(つまりVM内)でAndroidアプリが実行されます。ですので、完全にネイティブなAndroidではありません(最近発売されたBlackBerry PrivはネイティブなAndroid端末です)。

Google Play Storeをインストールするための手法がXDA Forumsにありますので、それをやると楽でいい感じですが、一部のアプリは正しく実行することができず、たとえば『ATOK』などは正しく動作しません(キーボード周りはQNX側が握っているっぽい)。Google製アプリにも正常動作しないものが多いです(依存するGoogle Play 開発者向けサービスが実行できないため)。

ちなみに、いくつかのGoogleアプリは、BlackBerry公式のアプリマーケット『BlackBerry World』にあります。Google Talk (※Hangoutsはありません)などはこちらへ。

また、LCDが720x720という変態サイズなので、Androidアプリ実行時には縦長や横長の画面をエミュレーションすることができます。ゲームなどでは役に立つでしょう。 昨今の、手が大型化した人類にとっては小さすぎるほどのボディと画面で、いつものAndroidアプリが動作する様はそれなりにおもしろいと思います。