BuffaloがiPad向けに出している超薄型(公称4.5mm) Bluetoothキーボード『BSKBB24』の黒です。iPad向けであるので基本的に英字配列であること、薄いのにちゃんとパンタグラフなこと、にもかかわらず安価なこと(実売2000円台後半)に惹かれました。
サイズ感は幅がThinkPad 8よりちょと大きいくらい。iPad (10インチ)用というにはちょっと小さいかなという感じのサイズです。古い端末を知っている人にはVAIO Pとほぼ同じくらいのキーピッチと言えばわかりやすそうですね。
配列はスタンダードなMacとほとんど変わりません。あと、デザイン部隊が日本だということで、キートップの印字や充電端子などの外装設計に無理がない。
打鍵音はメンブレンよりは当然あって、クリック感もパンタグラフのそれです。でもまあ、キーボードとしては静かな部類だと思います。安いBluetoothキーボードによくあるチャタリングみたいなのも起こさない。
iPad用なので、Escがないということにはいつもの『SharpKeys』で右Altを犠牲に。漢字キーが欲しいのも右WindowsをSharpKeysと『AutoHotKey』=AHK=の組み合わせで対処。我々は昔から超変態配列のキーボードを強いられてきたので、これくらいではへこたれない。
あああとWindowsで使うので、左側の [Ctrl][Alt][Windows] だった配列を、Macっぽく [Alt][Windows][Ctrl] に入れ替えました。こうするとCtrl+Sを押したつもりで押せていなくて(※Macの感覚で使うとWindows+Sにしかならないから)保存し忘れなどが少なくなる。
元々WindowsユーザーだったこととSurface Pro 3でだいぶ感覚を取り戻していたので、秀丸で Ctrl+W を〝閉じる〟に割り当てるとか、そういったアプリごとのキーカスタマイズも施しています。OfficeはWindowsもMacもほとんど違いがなくて本当にMicrosoftすごいと思う。
基本のキー配列が素直なので、普段は(自分でリマップした) Escの位置がおかしいということだけ意識していればよくて、評価としては高ポイントです。ファンクションキーがないのがちょっとだけ気になるかもしれません(これもAHKでどうにかできそうですが)。