Surface Go 特に輸入して買うまでする気持ちはなくて、日本版は無駄な(使わない) Officeが付いていてチョットお高いのでどうしようかなあという気持ちだったんですが、改めてラインアップを見ていたらオプションに英字キーボード(ブラックのみ)の存在があることに気が付きました。
ぼくにとってのコンピューティングの原点は東芝のJ-3100で、日本語AX配列という現在の英字(ASCII)配列に極めて近いレイアウトのキーボードでした。このため、ぼくはキーボードの選択肢に英字配列があるかどうかを極めて重要視します。
AX配列を提供していたメーカー(東芝やソニー現VAIOなど)は、その後もASCII配列を提供することでAX配列のユーザーをバックアップしてきてくれました。
MicrosoftはSurface Pro 4の時代に英字配列を追加して、Surface Pro (5)の途中でなくすという、ちょっとどっちつかずの戦略を採ってきています。これは、Microsoftの社員によると「ほとんど数量が出ないから」という理由だそうです。
しかし、Surfaceに英字配列のオプションが存在することは積極的に広報されておらず、知る人ぞ知るという状態でもありました。
今回、Surface Goに英字配列が追加されたのは、おそらくガジェットファンが米Amazonや仏AmazonなどでSurface Goを買い、キーボードを買い、日本への直送オプションがなくなって大騒ぎ、などといった動きを見せていたからではないか、というのが、先述の社員の推測でした。
ぼくは、今後も英字配列を安定的に供給してほしい、という気持ちがあるので、Surface Goを買わない理由はいっぱいあったんですが、ひとつでも販売量を増やすために買おうと思います。キーボードの配列というのは、もっとも利用するインタフェースなので非常に重要です。
買う理由も、買おうという気持ちになればわりと出てくるものです。OSX86でのHigh Sierra起動までを成功させたいというのもありますし、CloudReadyがタブレットUIで動くのではないかという期待もあります。
そして、本体のデザインがシンメトリックで美しいです。キーボードも、英字配列では非常に整然と整列しており、実用的に見えます。外見的には非常に好みのガジェットです。
買わない理由には、ぼくはSurface Pro 3/4を歴代使って、あのスタンド機構を便利と思えないというのがありました。新幹線や飛行機のエコノミークラスでは、あのスタンドの展開面積を考慮するとキーボードがテーブルに収まらないのです。
しかし、これは本体サイズが小型化されたことによって、解消できるのではないかという期待値があります。買う理由にもなり得るのです。
発売日があと2日後に迫ってきました。予約などをしているわけではないのでいつ入手できるのかは謎ですが、その売れ行き状況なども含めて楽しみに待ちたいと思います。