2019年2月23日土曜日

KHW Mods - Dvarw 16 MTL RTA

これとarcusの組み合わせがダラダラ吸いにうまくて最高! という話を聞いて、ずっと狙っていてこのたび買えたのでレビューしていきます。

名前はよく知れたハイエンドアトマイザーですが、生産国(ハンガリー)もあってかあまり日本では売られているのを見なかったものです。実際、クローンのほうが売れているんじゃないかと思います。

“ドバー”と呼ばれるのが日本では一般的ですが、“ドゥバーゥ”とでも読むのが正しそうです。

Dvarwとarcusは、どちらも16mmのアトマイザーとModなので、全体的にはploomTECH+と似たような感じのセットアップになります。

EleafのiStick Pico Babyにもぴったり刺さります。刺さると聞いていたので、実質この写真を撮るためだけにpicoシリーズを初めて買いました。

内部を見ていきましょう。

ビルド

デッキは径からも分かるとおりマイクロデッキ。コイルも2mmくらいにしないと入らないです。

ポストのねじがうまくワイヤーを噛んでくれなくて、足の処理がすごく面倒なので、ぼくはポストに一周巻き付けてから締めて切っています。それ以外はふつうのビルド。26G Ni80を2mmで7ラップ。1.14ohm前後ですが、たぶんこのアトマイザーは高抵抗でまったりと吸うやつ。2.5mmも試したんですが、ポストに触れちゃったりしてかえって面倒だった。


コットンワークはちょっと独特で、コットンを通してから両端を上に持ち上げて、そこにチャンバーを通します。

チャンバーのリキッドホールをコットンの向きと合わせてからデッキにはめて、出ているコットンを8mmくらい残して切ります。

そして、ホールとデッキの隙間を埋めるようにコットンを詰めます。

あとはチムニーに繋がるフタを被せてできあがり。リキッドチャージがボトムからなので、リキッドをチャージしたら逆さにして組み付けます。デッキにアクセスしやすく、リキッドチャージもしやすく、そして漏れにくい、よく考えられたアトマイザーですね。

エアホールは1穴で、デッキ側に組み付けられているパーツを交換してドローの重みを調節します。ただ、どの径にしてもドローは重めなので、ほぼMTL向きだと思います。ぼくはDLできないのでよく分かりませんが、ぼくが吸えるということはDLには向いていないはず。

エアホール周りの調整だけはビルドしてしまってからではやりづらいので、組む前に空吸いして調節しておいたほうがよさそう。

実吸

マイクロチャンバーに長いチムニーで、それはうまくないわけはなくて、低出力でも非常においしいミストが出ます。構造の似たKayfunなどに近い感じ。煙量はVapeとしてはそれほど多くもなく。

味わいとしては甘みが比較的強く出る傾向があるので、甘いだけのリキッドだとちょっとしつこいかも。タンクの材質(PMMA)的にもそうですが、メンソールなどは苦手っぽい。

Modの紹介

Mod側も紹介しておきます。

Eleaf - iStick Pico Baby

iStick Pico Babyは、言わずと知れたPicoシリーズの中でも個性の強い、ステルス型のBox Modです。ステルス型とは、Modの内部にアトマイザーを収容できるものを指します。

テクニカルModの一種ですが、電圧調整などはいっさいないので、半テクニカルといったほうが正しいかも知れません。3.7Vを切った際のカットオフ機能はありますので、バッテリー過放電は起こしづらいです。あと、低出力と思いきや結構パワーがあります。

本体サイズはZippoライターを2つ重ねたくらいと、とにかく小さいのでサブ機として携帯するにはとてもよいサイズ感です。

充電端子はmicroUSB。こういうのもどんどんType-Cになってほしい。

本体にはリキッド残量が見える窓がありますが、これはDvarwとの組み合わせだとほとんど機能しません。本当にリキッドの最後が分かるくらい。

変わっているのはアトマイザーと本体の接続部分で、510スレッドではなく、アトマイザーの510スレッド部にマグネットパーツを取り付け、それによって本体とアトマイザーのコンタクトが行われるようになっています。磁力でくっついているだけ。

また、パフボタン部分に物理的なロック機構が付いており、誤動作を防ぐ配慮があります。ボタン周囲のリングが回るようになっていて、右に回していけばロック解除、左に回せばロックです。電源とは連動しないので、ロックの前後に5クリックする必要はありますが。

Vapeonly - arcus

arcusはスティック型の半テクニカルModで、16mm (※正確には16.8mm)径のシンプルな外見をしています。ボタンもワンボタン。他に本体の外に露出しているのはmicroUSB端子のみ。

付属のアトマイザーのデザインが美しいですが、Dvarwを載せるために買っているので使っていません。クリアロの割に味が出るという噂です。

新モデルとしてarcus2が出ていますが、こちらは510スレッドではないので汎用のアトマイザーが取り付けられません。Dvarwと組み合わせる場合は初代のarcusである必要があります(併売されているようです)。