Studio 3のResistance Black Redはすでにレビュー済みですが、『BeatsX』の同色をちょっぴり遅い自分への誕生日プレゼントとして買いました。すでに生産完了品なので、フリマアプリからの購入です(Amazonからは一掃されています)。
欲しい人には一巡してしまって、あんまり転売益を狙った価格ではなくなった頃合いでした。
Beatsといえばこの色、といった風体です。Tour V2 (奥側)と比べるとのリング状のシルバー加飾がなくなってはいますが、この黄金期のデザインを最大限に尊重したカラーリングであることが分かります。
Resistance Black Redは、BeatsXだけが生産完了していて他のラインアップはまだ生きているので、コレクションと銘打たれているとおり、そのうち揃えていきたい。
ブランド的には低音ドコスコなサウンドが想像されますが、この製品はApple W1チップ搭載なので実際にはそんなでもありません。気持ち低音強めの伸びやかなサウンドを奏でてくれます。特筆すべきほどすばらしいサウンド体験というわけではないけど、聴き疲れしない自然なサウンドです。
ネックバンドから延びるきしめん状のケーブルは、ちょっと長すぎるくらい充分な余裕がありますが、ケーブル自体の絡みにくさとマグネット式でくっつく両耳ドライバもあって取り回しがしやすいよう工夫されています。ただ、ケーブルのタッチノイズはちょっと多め。それと、ドライバ同士をくっつけても再生が止まったりはしないので、手動でやる必要があります。
ドライバには付属の専用イヤーフィンが取り付けられるようになっており、これを取り付けると耳につけた際により安定します。なお、このドライバはダイナミック方式です。
充電端子はLightningで、5分で2時間ぶんの充電が可能とされています。最長再生時間は8時間。短いLightningケーブルが付属しており、同じく付属のシリコンケースに収納するのにちょうどいい長さです。
途切れに強いW1チップだけはあって、街中でもほとんど音切れしません。欠点をひとつくらいは挙げたいところなのですが、シンプルに完成度の高い製品で、とりたてて文句を付けるところは特にありませんでした。