Studio3は既にマットブラックを持っているのですが、色に惹かれて買い替えです。
ただただ、デザインが美しい。そこに差し色の赤が加わって、なんとも雰囲気のあるモデルに仕上がっています。あ、mimimamoの適合サイズはLです。
Beats 10周年記念モデルということで、Beats Studioシリーズが出て10年経ってるんだ、という気持ちにもなりますが、音はStudioのころから変わりません。Studio2でワイヤレスになったこと、そしてStudio3でApple W1プロセッサ搭載になったことが大きな違いです。
Apple W1プロセッサに関しては、同じApple IDのiOSやmacOSデバイス間をシームレスに移動できるというのが最大の売りなんですが、これが結構うざったくてiPhoneで音楽を聴きたいのにmacOSのFaceTime用にペアリングされていて何も起こらない、ということが煩雑に起きます。うざいので切れるようにしてほしい……。
The Beats Decade Collectionとしては、Beats Pro以外のすべてのラインに追加カラーとして設定されていて、ほかも欲しくなるコレクション性があります(※BeatsXについてはすでに生産終了)。
なお、Studio3の対応コーデック(プロファイル)はSBC/AACまでで、apt-Xやapt-X HD、LDACといった高音質で低遅延とされる最近のコーデックには対応していません。beatsとApple曰く、SBC/AACでも充分な高音質化を実現できている、とのことです。遅延に関してはどうしようもありませんが。
Active Noise Cancelling (ANC) が搭載されていますが、これがあると音作りの傾向がリスニング用に最適化される感じがあります。無効にするとStudioそのものの持ち味が出てきます。たぶん長時間のリスニングにはつらいので、通常はANCを切る必要はないんじゃないでしょうか。なお、ANCはBluetooth接続が確立している状態で電源ボタンをダブルクリックすると、ON/OFFを切り替えることができます。
ワイヤレスヘッドホンではありますが、ふつうのワイヤードとしても使えます。デフォルトの付属ケーブルはiOS向けのリモートコントロール付きですが、Beats純正にもストレートケーブルがありますし、市販の3.5mm-3.5mmケーブルが使えます。筆者はONSO (ひさご電材)『hpcs_03_ub33_120』を使っています(Beats Proの際にレビュー済)。
良くないなと思うのは、充電端子がいつまで経ってもmicroUSBなことで、早くLightningなりUSB-Cなりにしてほしい。同じbeatsでも『BeatsX』はLightningなのに……。