2018年10月8日月曜日

HP Elite x3 (Model X5V52AA)

携帯電話を売ったら携帯電話が安く売られていたので買いました的な、ぱっと見よくわからないあれです。いや安かったんですよ。病気なので仕方がない。

HPの(今のところ)最後のWindows Phoneです。

Snapdragon 820, 4GB, 64GB, 5.96inch WQHD, (アップデートで) DSDS対応、とそれなりのスペックの電話機です。Windows Phoneとしては、Lumia 950などより高機能なモデルになります。バッテリーも4150mAh、QC3.0/Qi/PMA対応と充電方法も多岐にわたります。そして、MIL-STD 810GかつIP67の防水防塵と、日本的な要求にもバッチリです。

Windows Phoneのユーザーならわかるんじゃないかと思いますが、いつかはElite x3なんですよ。そういうモデルです。

ワールドフォンだった

あんまり期待していなかったんですが、バンドは割と網羅されていてワールドフォンと言って差し支えない感じでした。

  • GSM: 850/900/1800/1900MHz
  • 3G: B1/B2/B4/B5/B8
  • FDD: B1/3/5/7/8/19/20/26/28, TDD: B38/39/40/41 (ローミング時: B2/4/12/17/29)

2DL CAもサポートしていますが割愛。

あと、関係ないし意味はあまりないけど、NFCがType-Fです。つまりFeliCaです。何もできないけど。

DSDSの注意点

DSDSなので 4G+3G の同時待受ができますが、基本的に双方のSIMが同じキャリアでは使えません。別々のキャリアのSIMを挿す必要があります(※ソフトバンクやKDDIなどのように、HNI違いのSIMがあるなら同一キャリアで使えるのかもしれません)。

最初適当にSIMを入れてて全然SIM2を掴まなくて、スロット壊れてるかと思って焦りました。そこで、別キャリアのデータSIMを入れてみたところ、ふつうに掴んだのでそういう癖があるのねと思いました。

なお、2枚目のSIMはmicroSDとの排他なので、microSDが使いたい場合はシングルSIMでの運用となります。

入れているアプリとか

有料アプリは『GMaps Pro』『GMessenger Pro』あたりに課金しています。Google MapsとGoogle Hangoutsの互換クライアントですね。生命線にはちゃんとお金を払っていきたい。

標準アプリ『Microsoft Edge』『Groove ミュージック』などはよく使います。というか、ブラウザと音楽プレイヤーは他の選択肢がほぼないんですね。どちらもよくできているので、ほかが必要ないとも言えます。

個人的に、Edge上で『アイドルマスター・シャイニーカラーズ』が動作するのは特筆しておくべき点だと思います。MicrosoftのブラウザがHTML5アプリを完璧に動かせるようになったのすごいことだと思う。

ケースが……

純正ケースが現在の相場で輸入すると本体と同じくらいの値段するので、ちょっとない話だなーという感じになって、いつものダイノックフィルムでごまかすやり方を取りました。

スマホリング的なやつは、KEY2のときも使った薄型のやつで。

画面保護フィルムはPDA工房さんが作っていてくれるので、安心です。

総括

今では完全なニッチとなってしまったWindows Phoneですが、Elite x3は本体の出来もよく、価格もこなれているのでおすすめできる携帯電話だと思います。

Windows UpdateがVersion 1709で止まっていて、以降はセキュリティ更新だけなので、安定系なのだなという感じはありますが、人柱をする気がないのであればこれでよいのでしょう。

Webブラウザとクラウド上のデータだけで完結できる人であれば、きっと使いこなせると思います。少なくともぼくはこの端末での不自由は感じません。Microsoftのサービスとの互換性は上々ですし、継続的なメンテナンスも為されています。同じような人におすすめしたい端末です。