2017年6月24日土曜日

APFS on macOS (current branch)

Appleは、macOSとiOSで新しいファイルシステム〝Apple File System〟(APFS)を採用していくことを表明しています。現にiOS 10.3以降はAPFSになっています。

macOSでは10.13 High Sierraから採用されるのですが、現状の10.12.5 SierraでもAPFSを作ったり変換したりすることが可能です。そのためには、リカバリOSやmacOSのUSBスティックから操作します。

まず、パーティションがCoreStorage LVMの形式であることが必要なので、変換します。

  # diskutil cs convert /Volumes/Macintosh\ HD

変換されたら、diskutil unmount /Volumes/Macintosh\ HDumount /dev/disk17 などと、およそ対象パーティションがマウントされているマウントポイントをすべてアンマウントします。

その後、以下のコマンドを実行すると実際の変換が行われます。

  # apfs_hfs_convert -v /dev/disk0s2

エラー Resource Busy が出る場合は、アンマウントしきれていません。それ以外のエラーは画面の内容に従ってください。通常は正しく変換できるはずです。

システムディスクを変換したこの例のままでは、今度はEFIがディスクを認識できずに起動できないので、 /usr/standalone/i386/apfs.efi をEFIプラグインとしてClover EFIの drivers64UEFI フォルダなどにコピーしておきます。これでCloverから起動できるはずです。

……real Macの場合? それはファームウェアがアップデートされるの待ちですね。