Berettaの版権はWestern Armsが握っているので、版権買えなかったパターンのやつ。Stormのロゴが〝Custom〟になっています。
まあ、そういうところはカスタムパーツで直しましょう。
実銃の話をしておくと、M92シリーズの失敗から学んだM8000 (クーガー)では、バレルのライフリングと逆方向にバレルが回転する〝ローテイティングバレル〟の導入や.45ACP/.357SIG弾への対応など、M92では実現できなかった多岐にわたる改良が行われました。
反面、デザインを重視したM9000では流行のポリマーフレームになったものの操作性がまるでダメで、いいとこ取りをした銃の開発が急務となりました。
Px4は、コンセプトとしては『9x19mm パラベラム、9x21mm IMI、.40S&W、 .45ACP の4種の弾薬に、スライド・バレル・マガジンの交換だけで対応できる』マルチパーパスな銃です (.45ACPだけは強装弾薬のためにフレームも交換しないとならないので、現実にはコンセプト通りにはなりませんでしたが)。最近のGLOCKに対抗すべく様々なアドバンテージを付与し、グリップ部分のバックストラップが手のサイズに合わせて交換可能であったり、Berettaの伝統である、ファイアリングピンがセーフティーとともに収納される安全機構などは健在です。
さて、エアソフトガンですが…… もうちょっと箱出しでキレのある動きをするものだと思っていたのですが、そんなことは全然なくてもったりとしていて初速も遅く、ああ、これは全面に手を入れていかないとダメなやつなんだな、と。
軽量化を図るために、DETONATORのリアル刻印スライドを。警告表示が煩わしくなったものの、Beratta旧来のロゴは健在。
フレームも最中構造なのが分かる軋み方をするので、Neburaのリアル刻印フレームに交換。ここで刻印が正しく〝Storm〟になる。
外見としてはこれで整うので、ハンマー周りとガスルート周りをきっちり仕上げればそれなりの銃に仕上がりそうです。ハンマー自体はDETONATORのスチールハンマーを仕込んだのですが、シアーなどのカスタムパーツがまだありません。
内部メカにはとりあえず、RCCのシリンダーバルブ(真鍮製)とLayLaxのピストンヘッド (NINE BALL)を組みました。これでガスルートの気密性とガスの放出量が上がるはずなので、少しは元気に動くようになるのではないでしょうか。