2018年12月16日日曜日

Huawei Watch GT (Black/Sport)

最近のスマートウォッチはWear OS搭載でもバッテリー持続時間が2週間などになってきたので、そろそろMi Band 2から変えてもいいかなと思って、電話機とメーカーを合わせてHuawei Watch GTを買いました。せっかくなので、世界情勢に反してどんどんHuaweiを推していきたい。

Huawei Watch GTは、旧来のHuawei WatchからWear OSをやめて独自OSとしたことで、420mAhのバッテリー搭載で、GPSを使わない通常利用ならばバッテリーが30日持続するというのがメーカー公称値です。これならたぶんMi Band 2と同じくらいは持ちそうです(※1日10%くらいは消費するので、実際には10日くらいになりそうですが)。約1年半使ったMi Band 2は、充電自体は20回もしていなくて本当に1ヶ月に1回未満の充電回数だった。

他にも、1.39インチのカラーAMOLEDスクリーンを搭載しながら、ケース厚が10.6mmと薄いのも特徴です。重さはベルト込みでだいたい60g強、ベルトも22mmの汎用品が使えます。充電パッドがUSB-C接続なのもよかった。

5気圧防水とか3測位GPSとかも魅力的ではあるんですが、自転車以外そんなにアクティブでもないのでトラッキングはあまり使わなさそう。

むしろスリープトラッカーのほうがよく使う機能で、ぼくは睡眠障害を治療中の身なので、その日の睡眠傾向をどれくらい把握できるかのほうが重要です(※本製品のデータは医療行為または精度を要する業務・専門的な計測には使用いただけません、とのことなので自己責任で)。

電話機とのペアリング

Androidの場合、Play Storeから『Huawei Health (ヘルスケア)』を入れればQRコードで簡単にペアリングすることができます。iOSも同様のはず。

ペアリングさえ済めば、設定することは体格データと通知の設定くらい。Wear OSのように追加でアプリを入れられるわけではないので至極簡単です。

ちなみに、画面を上からスワイプでクイック設定、下からスワイプでメッセージや通知の確認、左右へスワイプでパネルの切り替えができます。設定などのメニュー一覧は上ボタン、下ボタンはワークアウトへの移行です。基本的に戻る場合は右へスワイプ(または上ボタン)が使えます。まあだいたいわかるやろ的な感覚操作。

ベルト交換

ヨドバシカメラの店頭で22mmの交換ベルトをじっくり見比べて、気に入ったものに交換してもらいました。店頭だと留め具の金銀を選べて、交換費用も無料なので通販を使うよりよかったです。

黒といえば赤というのが頭に染み付いているので、そのような配色になりました。はい。

使い勝手

実際使っていて気になったのは、バイブレータの振動の弱さとパターン不足です。他社製品のように、バイブレータの強弱やパターンを選べるようになってほしいなと思いました。

ただ、未読の通知はスタックされて見返せるので、振動に気づかなかったらアウトというわけではないです。通知を見なかった際の、例えば5分後などのリマインダーといった機能も欲しいですね。

『TruSleep』と銘打たれたスリープトラッカーは大変優秀で、眠りの深浅とレム睡眠を見分けられるので、どれくらい眠れていないのかの把握がやりやすいです。レム睡眠を把握できないトラッカーが大多数の中、この状態を記録してくれるのは便利です。

一度起きてしまって数十分眠れないときも、次の入眠がきちんと記録されるのは特筆すべき点だと思います。ぼくのような細切れ睡眠の場合、最初の入眠しか把握できないトラッカーが多いのですが、目が覚めた回数としてカウントしてくれるので継続した睡眠時間を観測することができます。

また、ちょっとの仮眠なども“昼寝”として計算されるので、睡眠の観測に関してはかなり力を入れて開発したのだなということが分かります。

トラッキングのデータ自体は主治医も驚くほど正確で(医療用の専門バンドと同等程度のデータが取得できている)、売りにしているだけのことはあるようです。ここについては満足度が高い。

専用OSということで、今後のアップデートがどのような形になるのかはいまいち不明なところがありますが、細かな使い勝手の改善アップデートが降ってくることに期待していきたいですね。