『PDA工房』さんには、まだ対応フィルムを販売していない機種の実機計測〜試作のために端末を貸し出すと、保護フィルムを作ってくれるサービスがあります。
今回、Mate 20 Xがそれに該当したので、頼んでみました。
発送から返送までの実際
東京から岡山へ送るので、1日ちょっとかかります。往復ともにクロネコヤマトで、水曜の夜(当日発送締め切り後)に出したので、金曜の朝に届いて(作業を挟み)その日の午後便(当日発送)で返送という形になりました。土曜の午後に到着した感じです。
だいたい3日手元にデバイスがない、という状況が発生するので、オンリーワンのメイン機だと厳しいですね。
作ってもらったフィルム
表面と背面をペーパーライクフィルムで作ってもらったのですが、Mate 20シリーズだと背面にちょっと問題があります。
具体的には、Mate 20のMidnight Blue、Mate 20 ProのMidnight BlueとEmerald Green、Mate 20 XのMidnight BlueとPhantom Silverだと、背面ガラスに防指紋処理のための細かいテクスチャがあるので、フィルムがうまく貼り付きません。このため、フィルムが最大でも以下のようなサイズ感になってしまいます。
TwilightとBlackは通常の光沢ガラスなので、もう少し大きくても問題ないのではないかとは思います(それでも曲面は厳しいと思いますが)。
表面に関しては、Mate 20 Proがラウンドガラスなので、キワまで行くフィルムが作れないと思います。Mate 20、Mate 20 Xはふつうの2.5Dガラスですので平面部(表示部ギリギリ)のフィルムが作れます。
具体的には、上のような感じですね。
これらは、PDA工房さんをはじめとするよくある保護フィルムがすべてPET素材であることに起因していて、最近ぼつぽつと出だしているTPU素材のフィルムだと曲面にも貼り付けられるので、そういうラインも出してもらえればなあ、と思いました。
背面フィルムは上記の問題から販売しないそうですが、前面フィルムは間もなく販売されるかと思います。
フィルムが変わったのでM-Penの再テスト
ペンで描く際、ペン先の抵抗でだいぶ描き心地が変わります。フィルムが大きく変わったので再テストしてみました。
ペーパーライクフィルムで抵抗ができたので、ペン先の硬さも相まって硬筆に近い描き心地です。適度な筆圧コントロールもできます。ペン先が柔らかければもっと自然な描き心地になると思いますが、だいぶマシになりました。
あと、これを描いていて気付いたのですが、このペン傾き検知に対応しています。タブレットで傾きを描画に使えるのは珍しいですね。