表題のとおりなのですが、SMB/CIFSプロトコルのファイル共有を扱うことができる『File System for Windows』や『Network File Share for Chrome OS』を使ってもTime Capsule上の共有フォルダを正しくマウントすることができず、悪戦苦闘した話です。
ところで、AirMac (AirPort) ユーティリティのWindows版なんてあるんですね。
https://support.apple.com/kb/DL1547?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP
なお、『File System for Windows』はすでにサポートが終了しているプロダクトで、『Network File Share for Chrome OS』を念頭にしていく必要があります。
が、このアプリでは正しい情報を与えても“Share cound not be mounted.”でファイル共有が成立せず、どうしようもありません。エラー情報が簡素すぎて、何が起こっているのかを把握できないのです。ちなみに、macOSやWindowsとのファイル共有はうまく行きます。
ソースコードの規模が大きいので、どこから追うべきかの見極めが難しく、見通しが立てられませんでした。そこで、GitHub上にissueを立てました。
https://github.com/GoogleChromeLabs/chromeos_network_file_share/issues/105
じっと様子を見守ります。
その間に自分でできる対策を考えます。
macOSの共有フォルダをマウントできるということをヒントに、まずmacOS上でTime Capsuleをマウントし、そのフォルダを見ることができないかということを考えました。
つまり /Macintosh HD/Volumes/
の下をマウントするという方策です。我が家のTime Capsuleの共有フォルダ名は Data
なので、 /Macintosh HD/Volumes/Data
をマウントすることになります。
幸い、macOSの端末を家庭内サーバー (10.0.1.2
) にしているので、その端末に対して共有の要求を試みました。
//10.0.1.2/Macintosh HD/Volumes/Data
このUNC表記を Share Path
に指定し、 Display Name
, Username
, Password
を適切に設定して [MOUNT]
ボタンを押します。
果たして、これでTime Capsuleの中身を覗くことができました。とりあえずのつなぎとしてはこれでよさそうです。